光視症は中高年ころからよく見られる症状です。目を閉じた状態で目の端に閃光のように光が走るのを感じる症状が光視症です。光視症は飛蚊症と同様に加齢による硝子体の変性が原因とされています。
後部硝子体剥離が起きるときに、硝子体が強く癒着した網膜の部位がすぐに剥がれないで、眼球の動きに伴って硝子体が網膜を引っ張ると、網膜が刺激されて実際にはない閃光のような光を感じる症状が光視症です。網膜と硝子体の癒着がなくなれば光は見えなくなりますが、癒着が長く残って光視症が長期間続くこともあります。
飛蚊症と同じく光視症も網膜剥離の原因になる網膜裂孔が隠されていることがありますから、光視症の症状を感じたら眼科での精密検査が必要です。網膜裂孔と網膜剥離は治療を要する目の病気です。
光視症に似た症状に閃輝暗点があります。閃輝暗点は片頭痛(偏頭痛)の前兆症状としてよく現れる症状のひとつで、突然目の前がチラチラ光ってギザギザしたモノが現れ、小さな点から始まって徐々に広がっていき15分程で消えて元通りに見えるようになります。閃輝暗点は脳の血管が一時的に痙攣して起こるもので、目の病気ではありませんから、頭痛外来や頭痛系の疾患を取り扱う脳神経外科の分野になります。

