目の病気情報館

飛蚊症・白内障・緑内障・黄斑変性症などの目の病気の症状原因治療対策やドライアイ・疲れ目・視力の改善回復方法などの情報です

日本人に多い正常眼圧緑内障の治療

正常眼圧緑内障(NTG)とは眼圧が正常値の範囲(10~20mmHg)であっても緑内障と診断されるもので、視神経が萎縮していき、緑内障と同様の視野狭窄が現れる目の病気です。原因や発症メカニズムは解明されていませんが、いわゆる緑内障と同様に遺伝や環境的要因が関係しており、緑内障の一つと考えられています。生まれつき視神経が圧迫に弱く脆弱なことが関係しているようです。

正常眼圧緑内障(NTG)は眼圧が正常であるため通常の眼科検診では見落とされがちで、近視の患者に多い傾向があります。日本人の40歳以上の28人に1人が正常眼圧緑内障(NTG)で、緑内障の約60%が正常眼圧緑内障ともいわれています。

正常眼圧緑内障の症状は非常にゆるやかで自覚症状が出にくいため、かなり進行してから発見される事もあります。

一度狭窄した視野は回復しませんから早期に発見して治療することが大切になります。予後は他緑内障と異なり良好ですが、強度の近視では中心暗点(視野の中心が暗く見えにくい状態)が現れることがあります。

正常眼圧緑内障になりやすい人

次に当てはまる場合は正常眼圧緑内障(NTG)にご注意ください。

  • 家族に緑内障の人がいる。
  • 強い近視である。
  • 頭痛持ちである。
  • 冷え性である。
  • 40歳以上である。
  • 老眼かなと感じ始めている。

正常眼圧緑内障の検査・治療

正常眼圧緑内障の検査は眼圧検査よりも眼底検査が決め手になります。正常眼圧緑内障は眼圧を30%以上下げると進行が抑えられるため、治療は眼圧を下げることが基本で、主に点眼薬で対応します。内服薬を併用することもあります。多くの正常眼圧緑内障は薬物療法で眼圧がコントロールされますが、十分な効果が得られない場合にはレーザー治療や手術が検討されます。

正常眼圧緑内障は早期発見が大切になります。老眼が始まるころに発症しやすいので、老眼鏡が必要になったら、専門眼科医で検査診察を受けることをおすすめします。

正常眼圧緑内障と緑内障禁忌の薬

緑内障禁忌と添付文書に記載の薬が多くあります。風邪薬、せき止め、抗ヒスタミン剤、睡眠薬、胃薬の一部などの交感神経・副交感神経に作用する薬です。毛様体筋(瞳孔を閉じる働きがある)を弛緩させて隅角が狭くなるために、眼圧が上昇すると考えられています。開放隅角では眼圧はそれほど上昇しませんし、少し眼圧が上がってもすぐ元に戻ります。正常眼圧緑内障は開放隅角ですから、閉塞隅角(狭隅角)のような急性発作は起こりません。閉塞隅角(狭隅角)でも適切な処置を受けておけば発作は起こりません。閉塞隅角(狭隅角)は発作が起こるまで無症状ですから、定期的に眼科検診をうけることが大切です。

 - 緑内障

PC用

PC用

  関連記事