目の病気情報館

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加齢黄斑変性症の検査治療

加齢黄班変性症の疑いがある場合は、問診やいくつかの検査による診断の後に治療が開始されます。新生血管型(ウェットタイプ)の加齢黄斑変性症では、進行度や重症度などによって治療の方法は異なります。

加齢黄班変性症の検査

診断や経過観察、治療結果を確認するための検査があります。

問診
症状やその経過だけでなく、病歴、家族歴、喫煙歴、治療中の病気や服用中の薬などについても質問されます。

視力検査
視力表を使って、裸眼視力と矯正視力を調べる検査です。

眼底検査
眼底カメラや眼底鏡を用いて、レンズを通して眼底の状態を調べる検査です。散瞳薬を点眼して瞳孔を広げた後に行ないます。滲出型(新生血管型)の場合は、出血や網膜浮腫(網膜のむくみ)などが観察できます。

蛍光眼底造影検査
通常の眼底検査よりも眼底の状態を詳しく調べる検査です。蛍光色素を含む造影剤を静脈注射して、眼底カメラで眼底の異常を観察します。新生血管の場所ややもれた血液の状態が確認できます。

網膜断層検査
造影剤を使わないで、網膜断面を詳しく調べる検査です。滲出型(新生血管型)の場合は、網膜剥離や網膜浮腫、脈絡膜新生血管などを観察できます。

滲出型加齢黄斑変性症(新生血管型加齢黄斑変性症)の治療手術

出血の予防のための止血剤や網膜に栄養を与えるためのビタミン剤を投与する治療法があります。症状に応じて治療手術が行われますが、メリット・デメリットがあります。

抗血管新生薬療法
レーザー治療をしなくとも、視力低下を抑えるだけでなく、多少の改善が期待できる治療法です。眼内に薬剤(抗VEGF薬)を注射することで、新生血管の増殖を活性化させる物質(VEGF:血管内皮増殖因子)の働きを抑え、成長を止めたり減退させます。薬の副作用を含む十分な説明を受けて納得の上で治療を受けることが大切です。2009年に健康保険の適用になった治療方法です。

光線力学的療法(PDT)
特殊な薬剤とレーザーを組み合わせた病変だけをターゲットに消退させる療法です。光感受性薬を点滴注射した後に、新生血管に半導体レーザーを照射して選択的に固めます。中心窩に新生血管があっても視力が良好な早期の人では視力が悪くなることがあるため、対象者は中心窩に新生血管がある視力が0.5以下の人です。2004年に健康保険の適用になった治療方法です。

レーザー光凝固術
レーザー光で新生血管を焼き固める方法です。新生血管が黄斑部の中心にある場合は、適用されません。

脈絡膜新生血管抜去術
網膜の一部にメスを入れて新生血管を直接除去する手術方法です。周囲の組織を損傷する危険性があります。

黄斑移動術
黄斑部の中心を外科的に移動させる手術です。視力は回復しますが、物が二重・三重に見えたり、網膜剥離などの合併症のリスクがあります。

※萎縮型の加齢黄班変性症は、長い間に徐々に組織が痛んで徐々に視力が低下します。加齢による劣化であるため特別な治療法はありません。

 - 黄斑変性症

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