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目の病気情報館 > ドライアイ

ドライアイとは

ドライアイは乾燥性角結膜炎のことで、結膜と角膜が乾燥する病気です。眼を酷使する人や、高齢者や女性に多い傾向があります。コンピューター、コンタクトレンズ、アレルギー性結膜炎とドライアイ(乾燥性角結膜炎)は深く関係していると言われています。
ドライアイには涙液欠乏性ドライアイ(涙液分泌減少型)と蒸発性ドライアイ(涙液蒸発過多型)に大別されます。年齢に伴い涙腺の機能低下で涙液が減少してドライアイになる傾向があります。涙液欠乏性ドライアイは閉経後の女性に多くみられるそうです。
ドライアイという言葉もよく耳にするようになりましたが、疲れ目の過半数がドライアイであるのに、目の疲れをうったえる人の多くが自分がドライアイであることを自覚していないともいわれています。ドライアイが疲れ目や眼精疲労とどのように関係しているのでしょうか?涙は目の乾燥を防ぐ役割や血管のない角膜に酸素と栄養を供給しています。涙が少なくなれば角膜は酸素不足・栄養不足の状態になります。また、涙は外界からのほこりなどを洗い流したり細菌やウイルスを殺菌する作用や、涙が角膜表面の凹凸を満たすことで光の乱反射を防ぐ働きがあります。これらの涙の作用・働きが低下すれば、目は疲れやすくなり、さらに目の病気を引き起こすことも考えられます。

ドライアイの症状

ドライアイ(乾燥性角結膜炎)は、目が乾いているだけではありません。涙の量が足りなくなったり、涙の成分が変化して、目の表面の細胞がはがれて傷ができていることがあります。ドライアイ(乾燥性角結膜炎)で失明することは稀とされていますが、角膜の表層が厚くなったり角膜に潰瘍・傷・新生血管ができると視力障害の可能性があるそうです。眼精疲労の初期症状と似た症状のため見過ごされやすいのですが、涙液は目の乾燥を防ぎ、角膜に栄養を補給し、角膜や結膜に付いた汚れや細菌などを除去する重要な働きをしています。目が痛くないからといって無理をせずに眼科の検診を受けましょう。
■ドライアイ(乾燥性角結膜炎)の症状
目が疲れやすい、めやにが出る、眼がゴロゴロする、目が重たい感じがする、目が乾いた感じがするく(ショボショボする)、涙が出る、目がかゆい、目が痛い、物がかすんで見える、光を見るとまぶしい、目が充血する、などの症状があります。

ドライアイの原因

ドライアイ(乾燥性角結膜炎)は文字通り目が乾く目の病気です。ドライアイの原因には、目の瞬き、生活環境、コンタクトレンズをはじめ、病気や薬の副作用などがあげられます。
○ドライアイの原因:瞬き(まばたき)が少ない
瞬き(まばたき)が少ないと、涙液が少なくなって水分蒸発が促進されることにより涙液層(ムチン層)が傷みます。コンピューター・テレビゲーム・読書・車の長時間の運転・細かい作業では、通常の瞬きよりも極端に瞬きの回数が減少します。また、目を大きく見開いている・下三白眼ではドライアイになりやすいといわれています。
○ドライアイの原因:生活環境
乾燥する季節の冬には目も乾燥しやすくなります。冷暖房などのエアコンの風が目にあたると涙の蒸発が促進されますし、疲れ・緊張・ストレスでも涙液の分泌が減る傾向にあるといわれています。
○ドライアイの原因:コンタクトレンズ
ソフトコンタクトレンズは素材自体が涙を吸収して蒸発させますから長時間の装用でドライアイになることがあります。ドライアイになりやすい場合はハードコンタクトレンズのほうが良いようです。
○ドライアイの原因:病気
アレルギー性結膜炎では、結膜のブツブツが摩擦を起こしたり結膜から分泌される有毒物質などにより涙液層が不安定になりドライアイになります。また、自己免疫疾患(膠原病)のシェーグレン症候群、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスの症状のひとつとしてドライアイになることがあります。
○ドライアイの原因:薬の副作用
内服薬(特に精神科の薬)が誘因になってドライアイが起きることがあります。

ドライアイの検査治療

ドライアイ(乾燥性角結膜炎)の治療には、人口涙液、ドライアイ眼鏡、涙点プラブ挿入術(鼻涙管の涙点をシリコン製の栓のようなプラグで塞さぐ治療)、血清点眼、眼軟膏などがあります。
市販の点眼薬では防腐剤無添加のものをおすすめします。充血を抑える成分が入っている点眼薬は一時的に血管を収縮させて充血をとるだけですから、充血をとる点眼薬を長期間使用しつづけると慢性的な充血を引き起こすことがありますので注意が必要です。
重症のドライアイの場合はコンタクトレンズは避けたほうが良いといわれています。ドライアイなどによってコンタクトレンズの装用ができない場合は視力回復手術(レーシック治療、正式名:レーザー屈折矯正手術)もひとつの選択肢かもしれません。
■ドライアイの検査
ドライアイの代表的な検査にシルマーテストがあります。ろ過紙を目の端につけて5分間にどのくらいぬれたかでドライアイの判定をします。10ミリ以下は涙液分泌減少でありドライアイの可能性が高いといわれています。10mm以上でも他要因が重なることでドライアイと判定されことがあります。
■ドライアイの簡単チェック
他の人に何回瞬きするか数えてもらってください。
4~5m先の無地の壁を見て、1分間に何回まばたきするか数えます。通常は20回程度ですが、40回以上ならばドライアイの疑いがあります。

ドライアイの予防対策

ドライアイ(乾燥性角結膜炎)の予防方法は、意識的な瞬き、一定間隔で目を休ませる、涙に近い成分の目薬をさす、部屋の湿度を60~95%に保つ、涙の蒸発を抑える保護用眼鏡をかけるなどの方法があります。
■ドライアイ(乾燥性角結膜炎)の予防対策
○意識して瞬き(まばたき)をします。瞬きが少なくなる運転や仕事のときは、時々休んだり点眼液で水分補給をします。
○目が乾燥しない環境をつくります。(加湿器の利用や、冷暖房の風が直接目にあたらない工夫をします。)
○パソコン・テレビ・テレビゲームの画面の位置を調節します。(画面は視線が下方向になる目より下位置がよいです。)
○風邪用のマスクをすると口から蒸発する水分で目や鼻の渇きが和らぎます。

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