眼瞼下垂の原因は様々で、下垂の原因を突き止めた後の治療手術になります。老人性眼瞼下垂で手術が増えているようです。高齢化に伴うQOL(生活の質)を考える人が増えたことにで手術を希望する人が増えていると考えられます。ただし、保険の対象になる手術と対象外の手術があります。美容の範囲と考えられる皮膚を切除するだけの場合は保険の対象外になります。手術前に手術内容の説明を十分に受けることはもちろんですが、保険が適応される手術かどうかの確認もしておきましょう。また、アフターフォローもしっかりしているクリニック・病院を選ぶことも大切です。二重まぶたにしたいなど美容目的で眼瞼下垂の手術を受ける場合は、どのような手術でも100%安全で成功するとは限らない=失敗することもあることを肝に銘じて手術を決断し手術に臨まなければなりません。
■眼瞼下垂の手術
眼瞼下垂の手術には、皮膚切除術、眼瞼挙筋短縮術、眼瞼挙筋前転術などがあります。腱膜性眼瞼下垂症の手術では挙筋短縮術が主流でしたが、腱膜を瞼板の元の位置に固定する挙筋前転法に変わりつつあるようです。
○皮膚切除術
老人性下垂症や軽症の下垂症の場合に行われる手術です。余った皮膚だけを切除する手術で、基本的には局部麻酔で通院が可能です。
○眼瞼挙筋前転術
腱膜が瞼板より外れたり薄くなったりして瞼があがらなくなった状態を改善するために、腱膜を瞼板に再固定する手術方法です。筋肉を傷つけずに生理的で自然な状態に戻す手術方法ですが、高度な技術が必要とされ、美容外科でこの手術を行えるのは稀のようです。信州大学形成外科の松尾教授が提唱した手術で「松尾式挙筋前転法」とも呼ばれています。
○眼瞼挙筋短縮術
挙筋短縮術はその名の通り筋肉を短縮する手術です。二重瞼の黒目がちの大きな目に変えるために美容外科でも行なわれていますが、挙筋を直接切断したりするためミューラー筋への負担が大きく、事実、美容目的とした挙筋短縮術の失敗が問題にされています。前転術で改善が見られない場合や重度の眼瞼下垂など、本来の下垂治療として選択すべき手術方法と考えられます。
○筋膜吊り上げ法
眼瞼挙筋が全く動いていない、または眼瞼挙筋短縮(前転)術で効果がない場合に行われる手術で、最終的な手段と考える方がよいようです。通常太腿の筋膜をまぶたに移植します。この手術において、確実に上瞼は上がりますが、常に上がった状態になりますので、下を向いたときに上瞼が上がったままだったり、寝ているときに目が開いてしまいます。
眼瞼下垂の治療手術
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