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中心視力と中心外視力

視力には中心視力と中心外視力があります。普段は意識せずに見ようとする物に視線(網膜の中心窩)を合わせていることで視野全体が一様に見えているように感じるだけです。視力検査では中心視力を検査しています。視力に関係する神経が密集している中心窩に正しく像を結んでいるいるときを正視といいます。それ以外を非正視といい近視・遠視・乱視・老眼に分類されます。中心窩から外れた視力が中心外視力です。
網膜には錐体と桿体という2種類の視細胞があって光の強さ、色、形などを識別し、中心視力と中心外視力に関係しています。中心視力に関係する網膜の中心部(特に黄斑部中心窩)に多い錐体(錐状体)は、明るいところで働いて色を感じます。中心外視力に関係する網膜の中心窩には存在せずその周辺部に多い桿体(桿状体)は、色は感じませんが暗いところでも弱い光を感じて動きに敏感です。このように良い視力は中心窩の狭い範囲でしかないのですが、視力が良くない中心外視力は動くものには敏感ですから、視界の隅で動く物に反応して中心視力を使うよう連動することで必要な物を認識していくのです。
盲点(マリオット盲点)は黄班部中心窩から若干はなれたところにある円形の視神経がない部分です。盲点(マリオット盲点)の部分は視神経や血管などが眼の外に抜ける視神経乳頭の部分で、この盲点に光が結ばれた場合はその情報は脳に伝達されず「見えない」状態がおきます。

※黄班部中心窩にはっきりと像を結べない屈折異常によって近視・遠視・乱視・老眼などの視力障害が生じますが、黄斑そのものの変性でも黄斑変性症などの視力障害がおこります。

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