紫外線が原因のひとつとも言われる目の病気に、角膜炎(雪目)・翼状片・白内障・加齢性黄斑変性症などがあります。紫外線は皮膚の日焼けだけでなく、目の病気の原因になります。紫外線の多くが角膜で吸収されますが、目の奥の水晶体や網膜にまで達する波長の紫外線があります。この紫外線が水晶体や網膜にダメージを与えて、目の老化を進ませたり眼病を誘発するとされてます。
■紫外線による目の病気:角膜炎(雪目)
海水浴などで炎天下で長い間裸眼でいたり、スキーなどでサングラスやゴーグルをしないでいたりした結果の雪目など、紫外線が原因で角膜に炎症が起きた結果、目が痛み、目がショボショボして涙が止まらなくなります。
■紫外線による目の病気:白内障・加齢性黄斑変性症
水晶体や網膜に達する長い波長の紫外線が、水晶体や網膜を少しずつ傷つけることで、水晶体では白内障、網膜の黄斑では加齢性黄斑変性症を引き起こします。年月をかけて徐々に紫外線が影響を及ぼすため中高年ころから白内障・加齢性黄斑変性症を発症するケースが増えます。屋外で過ごすことの多い人ほど紫外線にさらされますから、白内障・加齢性黄斑変性症を発症しやすいといえます。
紫外線による目の病気
紫外線の特徴
紫外線の量は季節や時間帯により異なります。1年のうち紫外線の量が多いのは太陽が地球に近づく4月~9月、紫外線の量が多い時間帯は午前11時~午後2時(正午がピーク)です。紫外線は雲の影響を大きく受けますから、冬の晴れた日の方が夏の曇りの日よりも紫外線の量は多くなるといえます。また、紫外線は空気中の酸素分子で遮られる特性があるため、空気が薄い山の上の方が紫外線量が多いといえます。
紫外線の特徴として、紫外線は地表で反射することがあげられます。雪や砂は紫外線を反射しやすいのです。裸眼でのスキーや海水浴では、この反射された紫外線が加わりますから、雪目などの角膜炎を引き起こしたり白内障などの目の病気の原因をつくることになります。サングラスなどで目を守るのも大切ですが、日焼けで痛んだ目をアイスパックでケアしたり、痛んだ目の粘膜を保護したり充血を抑えたりする日焼け用の目薬を使ったりしてアイケアをしてください。
※オゾン層が破壊されオゾンホールが拡大することで地表に到達する有害な紫外線の量も増えつづけています。オゾンホールの原因はフロンガスといわれ日本でも削減に取組んでいますが際立った成果は認められず、オゾン層の破壊は深刻な状態で、皮膚がんや目の病気の増加だけでなく、動植物の成長阻害による漁業・農業への影響が危惧されています。
目を紫外線から守る方法
紫外線から目を守る身近な対策のご紹介です。紫外線が日焼けや皮膚がんの原因になることは知られていますが、目も障害を受けます。皮膚の日焼け止めと一緒に目の日焼け止め(紫外線対策)をしてください。
○帽子をかぶる
帽子によって目に達する紫外線量は確実に減少します。つばの広い帽子が効果的です。UVカットの帽子もあります。
○日傘をさす
黒は白よりも紫外線遮断効果が高いですから、白よりも黒い日傘の方が効果的です。UVカットの日傘はより効果的です。UVカット加工がされている日傘でも、肌から離れれば離れるほど紫外線をカットする力が弱くなるといわれています。なるべく柄を短く持って、肌から離さないように日傘をさすようにします。
○サングラスを掛ける
UVカットのサングラスをかけます。紫外線対策のUVカットはサングラスだけでなく一般的な透明レンズでもあります。色の濃いグラスは光の量を減らすことはできますが紫外線を遮断できるわけではありません。むしろ、色の濃いグラスでは瞳孔が拡がって紫外線が入りやすくなりますから、紫外線対策(UVカット)がされてないならば色の薄いものが良いです。サングラスや眼鏡のほかに、使い捨てタイプのコンタクトレンズで紫外線を防ぐように加工されたものがあります。
○窓ガラスに紫外線カットフィルムを貼る
家の中にも紫外線が入ってきます。紫外線予防だけでなく防犯にもなります。自分で貼ることのできるUVカットフィルムもあります。
○日陰に入る
日陰の紫外線の量は日向の約半分です。
○目のケアをする
目を酷使したり、強い日差しを浴びた後は、アイスパックで目をひやしたり、睡眠などで目に休息を与えることが大切です。目薬でアイケアするのもよいでしょう。日焼け用目薬があります。日焼け用目薬は屋外に長時間いることで日焼けで痛んだ目の粘膜を保護したり充血を抑えたりする目薬です。
○紫外線が作り出す活性酸素対策をする
○目に良い栄養素を摂る

